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Sonyのパノラマカメラ、DSC-HX1を触ってきました。銀座のソニプラの1階に展示してあり、撮影ができます。ショールーム内ですが、思ったより撮りやすいし、ブレを補正してくれます。かなりの精度です。動きも速い。暗い時にどうなるのか確認できなかったのですが、画像処理の速さに驚きました。
日本語化が終わって、家電のインターフェースなど、なんとなく話題が続いているChumbyですが、個人的に使っている人たちの盛り上がりは、今ひとつのような気がします。ぼくは、目覚まし、ラジオ、カレンダーに時計、天気予報ぐらいに落ち着きました。
ところが、最近、英単語帳として使い始めて、これはこれで効果があるなということで、紹介します。といっても、左のような単語カードを自作して、10秒ごとに次の単語に切り替えているだけです。単語の登録は、最初は、FlashDevelopで作っていたんですが、面倒なので、Flashで普通に作ってます。ステージ1枚に、単語ひとつ。10秒で次のカードに切り替わります。オリジナル・ウィジェットとはとてもいえないものですが、作業中に単語を覚えられて、あとはくるくる回っているChumby画面を時々眺めます。Chmbyへの転送は、WEB経由でウィジェット登録しています。部屋の中で常駐している画面の使い方としては、単語カードはなかなか正しい使い方のような気がしますが、いかがでしょうか?
機能がこれだけなら、Flash lightとか気にしなくても、普通にFlashで作っても動きます。
12月に買った、Epson ep-901aですが、一昨日まで無線LANで問題なく使えていたのに、急にプリントアウトも、スキャンもできなくなりました。PCのネットワークには問題ないのに、すべての動作が途中で固まってしまいます。半日、再インストールなど、いろいろやってみて、とうとうあきらめました。USBでつないで、設定変更。USBからは、とてもスムーズです。とにかく、理不尽。
ハガキが来たので、もらいに行きました、ワンコイン・ドリーム。500円買い物するごとに、ハンコ1個。20個で、1000円の買い物券になります。僕的には、秋葉原のワイズマートと、淡路町の日の出文具が対象になります。
お父さんは、実は生きていて、役に立たない王様として登場。謎の妖精だったお母さんは、バカな王妃様に。王国を救おうと、ペギー・スーはひとり奮戦します。しかし、これほどの行動力があるのに、始めて会った父親になんとか会おうともしないし、真実を探そうともしない。普通、父親や母親と話すでしょう。話が矛盾だらけで、ついていけません。相変わらず大人は、役立たずですが、ストーリーだけが進んでいき、ストーリーに意味が見いだせません。作者は、自分の子供に読ませたい、子どもが好きになる女の子を作ろうと話を始めたはずですが、子どもがぐれてしまったのでしょうか?とにかく、完全な失敗作です。6巻ぐらいから、目立って構成力が落ちてきていましたが、とうとう破たんしたようです。1巻の素晴らしさが戻ってくることを期待します。★★
世の中には恐ろしい小説というものがあって、そういった小説を書いた作家の小説をぼくは読まないようにしています。野坂昭如の「火垂るの墓」を読んで、野坂昭如を読むのをやめてしまったとか、そういったことです。この本も、そういった1冊になりました。確かに、すぐれた小説でしょうが、悲惨すぎます。1人称で書かれていることで、これからもっと恐ろしくなるような気がします。人間は、自分自身をも欺くことがあり、1人称をあえて選んだのは、そういった展開が待っているのではないでしょうか。霊が見えるのではなく、主人公はただただ気が狂っているだけかも知れないような気がします。シリーズのようですが、とにかくディーン・クーンツの本を読むのはやめることにしました。
「イスタンブールの群狼」の続編です。甘かったミステリーのとしての完成度が一挙にあがり、ミステリーとしても、歴史小説としても十分に楽しめます。イスタンブールという街でなければ起きない犯罪、街自体が生み出す居心地のよさ、主人公の魅力、どれをとっても前作以上です。ちょっと年表整理。
1571年 レパントの海戦
1789年 フランス革命
1826年 イェニチェリ廃止
1821年 ギリシア独立戦争
1829年 フェズ帽と表記されているトルコ帽など西洋式服装の導入
1839年 マフムト2世死去、アブデュルメジト1世即位
1839年 タンジマートの改革
ヤシムは、次作では、このタンジマートの改革に登用されそうな感じで今回は終わってますね。
マフムト2世の母、エイメ・デュ・ビュク・ド・リヴェリは、塩野七海の著書でおなじみです。ナポレオン・ボナパルトの皇后、ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネの従妹といった伝説がありますが、どうもこれは伝説のようです。
年代順に読んでみました。「剣の名誉」のジェシカも60代。今回は、剣は登場せず、消え去った魔法の復活が焦点になります。あとがきでは、アーサー王伝説のマリーンになぞらえてありましたが、どちらかというと、フレイザーの金枝篇でしょう。森の王になるには、2つの条件がある。1つは、枝。そして、2つ目の条件は王を殺すこと。そして、新しい森の王が復活し土地が蘇る。そんな王殺しの伝説と、儀式を執り行う魔術師が物語の根底にあります。しかし、あくまでも根底で、物語の98%は酒を飲んで、口げんかをし、実際に喧嘩になる学生と。学生にすぐに手をつけて、挙句に授業を休校する教授。甘やかされて、自分がやりたいことが分からず、飲んだくれ、服は破れて、記憶もなく昼まで寝ている貴族の若様というわけで、読んでるのがこれだけバカバカしい物語も珍しいです。しかも、上下巻。お酒をとったらなにも残らない、ダメ人間話が延々と続きます。最低の本でした。★
ポーケン買いました。手のひらでタッチすると、相手のポーケンにタッチ記録を残せて、個人情報は、WEBで参照するという、WEB2.0的な名刺です。問題は、相手が持ってないとタッチできないこと。なので、持ってそうな人が集まるパーティ専用名刺といったところです。
写真の上の2個は、日本のシャチハタが数年前に発売したスタンキーというハンコ。こちらは、3次元バーコードをスタンプして、スタンプ情報はWEBで登録という、今思えばWEB2.0の先駆け的な製品。今もこのサイト生きてます。mooに、Poketerに、携帯の赤外線に、これだけ「対人自分は○○です」兵器を持ち歩き、GPSで足跡の航跡も保存。ハードな毎日になってきました。
ちょっと読み始めて、ああ、これは一気に読む本だと思って、終日暇になるまで置いておきました。3巻が1日で読めるほど、面白いし、力の入った警察小説です。登場人物も魅力的で、10人程度の警察官、犯罪者がきれいに書き分けられています。2人の対照的な女性警察官が、それぞれの個性を発揮して警察組織の中で、自分らしさを発揮するシーンもなかなかです。ただ、犯人たちが凄いというより、荒唐無稽。よくできた1巻から、次第に犯罪が大きくなるに従い、無理な設定が目立ってきて、これが読む楽しさを半減させているのは残念。1巻でやめて、まったく別の個別の事件で、続編の方がよかったのでは。とにかく、久々に読んだ日本のミステリーでした。★★★