中央アジアのそのまた山奥の村に、人間の脳に直接データを送るエアというシステムが1年後に入ってくる。そんなお話ですが、実際には物語の最期に出てくるだけで、その前にインターネットに繋がったスマートテレビが村に置かれ、そのテレビを通じて世代、習慣、生き方が否応なく変化していく、その変化の物語です。デジタルデバイドとか、そういったレベルのものでなく、否応なく世界経済に直結される村の暮らし。それは、ガソリン値上げにどうしようもない、東京とまったく変わりません。ローカルなものを世界に対して発信していく姿は、殆どの日本人を越え、村人の世界活は激減していく様子はリアルすぎて読むのが辞められません。★★★★★
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