広島国際アニメーションフェスティバルに、行ってきました。今年ぼくは、7回目です。今年は、不作。難しくて、どう解釈しても意味のわからない作品がコンペの中に多く、辛い年でした。そんな中でも、アレクサンダー・ペトロフの「マイラブ」のようなトンデモない作品を見ることができました。しかし、会場の上映設備の悪さはますます酷くなってます。上映サイズが合ってなくて、黒幕に明らかに映像が映っていたり、画面が暗くて、輝度がたりず、そうでなくても読みにくい英文字幕が読めません。これは、映写機もプロジェクタも同様です。とくに映写機は酷くて、フィルムで見たいから広島に行くという人には、行かない方がいいよとしかいいようがありません。カタログに記載されていた、35Fとかの上映メディアの表記も今年からなくなり、オリジナルをできるだけいい状態で上映するという、最低限のことさえできていないコンペは悲しいモノです。
個人的に1番だったのは、コンペにも残っていなかった、「スィート・フォア・フリーダム」。クレジットにキャロライン・リーフの名前があり、頭に短いサンド・アニメーションが入ってますが、これが凄かったです。彩色された砂が混じらず、まるでパントマイムのように壁が表現されたり、デッサン力が凄い作品でした。しかし、会場の雰囲気や、フレーム・インなども力がなくなってきていて、2年後にも行きたいのか、個人的にも疑問のママ帰ってきました。
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