今年最初は、馳 星周でした。バスクの独立運動を繰り広げるテロ手段に、赤軍から派遣された日本人がいた。ということで、主人公と、その息子2代のお話が連動して交互に続きます。最初の爆弾テロぐらいまではよかったのですが、その後、延々と同じような行動パターンが続いて、それが全体の半分以上を占めて、さすがに飽き飽きしてきます。しかも、物語の展開が遅い、ようやく動き始める頃には結末が読めてる。謎解き向きではない作者が、謎解きに挑戦、ゆったりとした文体で新境地なのですが、あの焦燥感がなくなり、バスクの歴史的な事実や、食事だけでは物語が持ちません。でも、バスク料理は食べたくなります。ハモン・イベルコ焼くと美味しいかも。今度、挑戦してみます。★★
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