@masatofujii

氷の帝国 ウィリアム・ディートリッヒ

南極の火山島に、致死的なウイルス発見。ナチスや、恋愛が邪魔してますが、それでもなかなか面白く仕上がってます。★★★

山田塗具刷毛製作所

神保町のハケ屋さん、山田塗具刷毛製作所。ネコ用ブラシも作ってます。ネコの種類も聞かれて、刷毛の長さもピッタリのものを選んでくれます。３年ほど前に、ある女の子にあげて、先日また他の女の子にあげたのですが、同じこと言われました。ネコがくわえてもっていっちゃう！そう、刷毛の毛って、動物性？猫には、いいおもちゃのようです。

カシオペア座の方から来てるから

今日歩いていて、偶然聞きました。場所は、銀座の地下、マキシムの横です。シュークリーム買っていた時に、横で携帯で話す女性が話していた内容です。
「カシオペア座の方から来てるから」
2004年のクリスマスの日に、「魚座の人には電話しといて」という謎の会話を、八重洲地下街で聞いて以来です。何が来ているんでしょうか。世界は謎に満ちてます。

グローバルな話題をグローバル風に、でもドメスティックにしか話せない

今日も、飲んでたのですが、フランス人の人に日米地位協定の話を十分に説明できませんでした。Agreement under Article VI of the Treaty of Mutual Cooperation and Security between Japan and the United States of America, Regarding Facilities and Areas and the Status of United States Armed Forces in Japan
日本人の弱点は、自分の大切なローカルな話題を、ローカルにしか話せない。mixiしかり、みんなグローバルな話題を、日本人向けにローカルに話すのが大好き。
でも重要なのは、自分の大切なドメスティックな話題を、グローバルに話せること。頑張らないと。

分ける・詰め込む・塗り分ける イアン スチュアート

かなりハイレベルな数学理論を、生活や工業活動に密着して書いてあります。さすが専門書に連載されている記事だけあります。回路の欠陥を見つける、トランプをシャッフルして、元に戻るためには何回切ればいいのか、切り口の面白さは抜群です。★★★

「国連」という錯覚 内海善雄

前のITU事務総局長が書いた、回想録といったもの。といっても、日経新聞からですから、多少の割引は必要でしょうが、国連や、ITUという標準化組織がかなりいい加減なロジックで動いていることがわかります。理想主義などを信じて、国連を信じているのは、ナイーブで馬鹿な日本人だけといった記述が続きます。★★★★

テオ・ヤンセン展行ってきました

テオ・ヤンセン展行ってきました。今日は、ご本人も登場。デモで、でかいのが動きます。写真も撮り放題。コンプレサーで、最初に空気入れてました。
自立できなかった作品から展示。その後、自立し、彼が引っ張って動くものが完成。とうとう、風で自分で動くようになり、現在は海辺で海水に浸かると、逃げることができるようにまでなりました。作品は、かなり荒い作りで頑丈。汚れてます。コンピュータ・シミュレーションといいますが、ATARIの動くの？といったものが展示されてました。

ビン入り、輸入パスタソースのランキング

昨年は、お昼はだいたいパスタ作って食べてました。輸入瓶詰めパスタソースを、３０本は買いました。７０食ぐらいはお昼にパスタを食べたことになります。この３０本の中から、個人的なランキングを発表します。
★まずは、美味しい１番。英国の高級スーパーWaitroseのパスタソース。大丸が輸入しているので、ピーコックで購入できます。他のとはレベルが違います。
★変わってる１番。プラリナ PRALINAのリコッタチーズ。リコッタチーズ味のパスタがお手軽にできます。味もいうことなし。ただし、PRALINAの他のソースは味が薄くあまり美味しくないです、これだけ別格。
★こってり１番。オリーブオイルが効いていて、とにかく濃い味なのが、クラシコ CLASICOのトマト＆バジル。具に鶏肉を入れるときは、これがいいと思います。
★手に入りやすいのが、アルチェネロ alce neroと、ソル・レオーネ　SOLLEONE。ちょっとトマト味が薄いのですが、自分で唐辛子増量してアラビアータを作る時に使ってます。
★蓋が固いのが、クラシコ CLASICO。今だに、あらゆる挑戦を退けてあかない蓋があります。
最近は、カゴメのパスタソースを、ソル・レオーネ　SOLLEONEのトマトピューレ缶で割って、玉ねぎ１個、バジルと、ローレル増量、トマトケチャップ、オリーブオイル、塩、コショウ増量で煮込んだパスタソースを使うことが多くなってきました。

プーカと最後の大王（ハイ・キング） 時間のない国で２ ケイト・トンプソン

地球は大切だ、自然は素晴らしい系の、ぼくの大嫌いなモラリストのようで、物語は面白いのですが、説教臭くて最低。★

ドレスデン・ファイル ３ 血塗られた墓 ジム・ブッチャー

ちょっと強すぎという感じもしますが、なかなかハードボイルドしてます。２作目のいいバランス感覚が続いてます。

プロバビリティ・サン ナンシー・クレス

ブライアン グリーンの「エレガントな宇宙―超ひも理論がすべてを解明する」をベースに宇宙理論を作成しましたと書かれているSFシリーズの２作目。しかし、人間の心理や、外宇宙世界の細かな描写など、どうしてかなりのレベルの小説です。登場人物の行動原理や、動機がきちんとストリーに反映し、意味をもってくるのは並みの小説ではありません。久々にハードSFかつ、よいＳＦを読んだ感じがします。★★★★

重力波とアインシュタイン ダニエル・ケネフィック

アインシュタインが否定した、重力波は存在するのかという科学解説書という解説ですが、大ウソ。細かな、科学歴史ドキュメンタリーで、それがある仮説に基づいて書かれていればいいんですが、どちらかというと退屈な歴史人間ドラマになってます。★

あたしをとらえた光 ジャスティーン・ラーバレスティア

「あたしと魔女の扉」の続編です。魔法を、現代生活の中で、見事に復活させています。登場人物も魅力的、読み応えの有る魔法小説で、ハリーポッターとは大違い。ニューヨーク育ちの女の子が、オーストリアの暑い大気の中で、全力疾走した後、もう少し生きていたいと願う部分、見事な小説です。★★★★

死者の短剣 惑わし ロイス・マクマスター・ビジョルド

マイルズ・シリーズ、「チャリオンの影」、「スピリット・リング」などで、大好きなビジョルドですが、今回は失敗作のようです。結婚相手の家庭に入って、勇気を出してその価値観を埋めていくというのは、世界中の人がやっていることで、どんなに文章できれいに書いても、それだけです。シリーズとのことなので、今後に期待します。★

キマイラ青龍変 夢枕 獏

キマイラシリーズ番外編。主人公が育っていく、教養小説です。しかし、いきなり超人的な強さを身につけるところが、この小説の限界。教養小説にしなければよかったのに。★★

魔法の迷宮 リバーワールド フィリップ・ホセ・ファーマー

この本、4巻目です。第1巻の「果しなき河よ我を誘え」が、1978年に刊行されています。3巻まで読んで、８５年に出た4巻目を読んでいなかったことに気づいて、お正月に過去の３巻分を実家で読んできました。壮大な人類史と、超有名な登場人物が一斉に存在するとんでもない世界。圧倒的な物語世界が３巻目までは続いてました。４巻目も途中までそうだったのですが、結局、構想した世界観を越える結末は考え付かなかったようです。３０年ぶりに読む結末がこれでは悲しいかぎりでした。★★★

アレホ・カルペンティエルで熱を出す

アレホ・カルペンティエルの「この世の王国」を再読したら、凄すぎて熱が出始めました。8度5分もあります。ダンテの「新曲」、黒岩涙香翻訳バージョンとかを読み返しても、時々熱が出ます。知恵熱だと思ってあきらめてますが、今回は頭がガンガンします。うう

中央線の旅してきました。

名古屋から、お茶の水まで中央線の旅してきました。まずは、中津川。雪の中、朝8時半だというのに、栗きんとん屋さんがやってました。栗苞(くりづと) というお菓子も美味しかったです。この街は、栗きんとんの町だそうで、観光園内所も栗きんとんだらけでした。
次は、塩尻。遺跡蕎麦というお店で、とろろ蕎麦。長野ワインが40種以上並んでいるお店があったので、メルローの渋いやつと、超辛口白を購入。特急で新宿まで戻ってきました。

2008年に亡くなった作家

港区図書館に貼りだしてありました。個人的に大きいのは、クラークと、ジェームズ・クラムリーでしょうか。ウイリアム・ギブソンは、SFの人ではなくて、劇作家の方です。

楊令伝 驍騰の章 七 北方 謙三

戦いは始まりましたが、個人の回想や、自分確認だけで、6巻とほとんど変わりません。★★★

Chumby日本語パッチ

Chumbyの日本語パッチ当ててみました。今のところ、問題なし。ただ、日本語対応のウィジェットしか日本語化はされないので、Gmailとかは駄目でした。

知りすぎた男―ホーン・フィッシャーの事件簿 Ｇ・Ｋ・チェスタトン

ブラウンシリーズよりも、詩人と狂人たちに近い内容です。しかし、事件の解決思想よりも、主人公の思考内容がテーマになっているため、やたらとト書きが長くとても読みづらいです。今まで翻訳されてなかったのが、わかるような気がします。★★

アップルの人 宮沢彰夫

帰省帰りの新幹線の中で読んだのですが、間違いでした。とても危険です、かならず吹き出します。「わからなくなってきました」や、「よくわからないねじ」同様、面白すぎです。★★★★

蒸気駆動の少年 ジョン・スラデック

肌が合わない作家というものもあるもので、やっていることはわかるのですが、とても面白いとは思えません。ほたんど、たわごと。この人の「遊星よりの昆虫軍X」も同じような小説でした。★

ハローサマー、グッドバイ マイクル・コーニイ

ジュブナイルの恋愛SFといったところですが、ブラットべりのような明るさがなく、かなり陰惨な雰囲気。ＳＦとして描く必要もないような。★★

神保町、丸香でお雑煮を食べました

讃岐うどんのお店、神保町の丸香。毎年、年始だけお雑煮が出ます。白みそ仕立て、丸餅、あんこ入り。高松のあんこ屋さんにも食べに行ったことがありますが、あんこの甘さが白みそに合います。7日までメニューに出してるそうです。お酒付きセットもあります。釜揚げも食べて、結構、幸せ。

アインシュタイン・セオリー マーク・アルパート

アインシュタインは、統一場理論を実は完成していた。その理論を使えば驚異の兵器を作り出せる。ということで、お馴染みの男女科学者が、政府を含め悪から逃げ回るというあらすじ。今回目新しいのは、ブレーン・ワールドなどの最新の話題が取り上げられていることです。電車の中で読み流すのみはぴったりでした。★★

超人類カウル ニール・アッシャー

タイトルとは違って、正統的なタイムパトロールものです。先カンブリア代まで、人類の歴史の断片がしっかり書き込まれています。そんな舞台の上で、冒険活劇が進んでいきますが、問題は登場人物が多すぎて、主人公もいない、感情移入が出来ない、最後まで真実が分からないように精巧に作られた物語が、読む方には何もわからない、そのせいで読みづらいで、見事に凝った手法が失敗してます。力作なのに残念です。★★

フィーヴァードリーム ジョージ・R・R・マーティン

吸血鬼小説というよりは、南部アメリカ貧民小説といった方がいいと思います。「怒りの葡萄」の世界、奴隷制、そういったものが吸血鬼というものに、人間性を与え、真実味を与える、魔術的リアリズムです。結局は、人間が登場し、人間の物語になる。そんなレベルまで細部が書き込まれている小説を、ゆっくり楽しめるのは幸せです。★★★★

キマイラ１－８ 夢枕 獏

18年ぶりに続編を読みました。この本でいうと、3巻の半分まで読んでいたのですが、そのままになってました。文体が変わってます。東天の獅子の改行改行これだけ変わったんだと、それだけで感慨深いです。しかし、朝日ソノラマもなくなったし、どうなってしまうのでしょうか。★★★

EPSON EP-901A NEW 買いました

年賀状が大変です。父親が死んでから、そちら関係や、親戚にも送らねばならず、200枚ぐらい印刷してます。個人の方はそっちのけ。自分に来たはがき用に、複合機インクジェットを買いました。無線LAN、スキャナ付です。まだ、ハガキしか印刷していませんが、それなりに便利。邪魔なので、メインで使っていたモノクロ・レーザープリンタを捨てることにしました。CDも印刷できるし、印刷速度も速いので、個人なら問題なさそう。
今日、発送しました。年賀届いてない方、ごめんなさい。ちなみに値段は、ヨドバシ秋葉で32800円でした。名刺のスキャンも滞ってます。サーバに検索できるようにして置いた名刺も、5000枚を超えました。

神田明神って縁結びの神様だったって知ってました

秋葉原おお混みですね。ワイズマートが5日まで開店しないので、ご飯食べるついでに、近くの女の子を誘って神田明神行きました。当然知り合いに会って、神田明神って、縁結びだよとからかわれて、初めて神田明神の効能調査。神田明神って、縁結びの神様なんですよ。どこをどう間違えば、平将門の首が縁結びなのか、とにかく恐ろしい。神様油断ないです。
主神は、大己貴命で出雲大社と同じ。そっか、七福神の大国様だっていうことぐらい知ってます。他にも、少彦名命も祭ってて、これで三神。そう小説とか読んでわかったつもりになってはいけなかったのです。気がつくと、縁とかが産まれてます。日本の神様って、契約しなくていい分、勝手に降りかかってきます。恐ろしい、恐ろしい。やっぱ、契約書をきちんと結ぶ西洋の神様は、文化的です。

おめでとう2009

とりあえず、お正月。お茶の水に戻ったのですが、人もまばらで、お店も閉店中。