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明、清500年間を、元から続く、東アジア世界の経済的な統合をキーワードに、読み直そうという壮大な提案が冒頭で行われます。しかし、全体に中途半端で、これから提出される論文の初稿を大量に繋いだような構成に終わってしまいました。とくに、東アジア世界の経済的な統合は、明、清の儒教的な世界の統合と区別がつかず、貿易は結局、銀の移動に限ってアジア世界を読み直せるにすぎず、説得力がありません。一般書としては明らかに無理があるようです。★
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