後書きに「ダ・ヴィンチ・コードのブームにのったものでない」とわざわざかいているぐらい、そっくりというか、ダ・ヴィンチ・コードの続編「天使と悪魔」にそっくりです。古代に封印された科学技術を手にした者が世界を手に握る。宝物探しは、ケルンから、ローマ、アレクサンドリア、そしてアビニヨンへ。ただ、考古学や、歴史に対する知識の薄っぺらさが全面に出てしまい、主人公も、悪役も絶対にしなないという、どうしようもない非現実感的な世界が延々と繰り返されます。がっかり。せめてもう少し、伝奇的な要素でもあればよかったんですが、東方の3博士に、アレクサンダー大王、古代の7不思議に、テンプル騎士団と大技過ぎてなさけなくなります。★
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