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ノーベル平和賞を受けた、イラン在住の女性弁護士の回顧録です。戦後のイランの切れ切れだった歴史が手に取るようにわかり、その中で著者が生き残れたことが奇跡のように思えます。とにかく、想像もできない体験が綴られてます。「千夜一夜物語」の語り手シェヘラザード以来、イランの女性は何世紀にもわたって、現実を変えるための道具として言葉を使ってきた。中の一説ですが、弁護士の彼女の言葉は本当に重いです。大切なのは、物理と数学、法律なんて興味ないと思っていたぼくですが、その価値を認めざる得ません。★★★★★
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