古代の甲骨文字から、現代まで。中国の書を写真で見せてくれます。古代は拓本、それが宋時代になると、紙になり、しかも、所蔵が日本だったり、とにかく勉強になりました。それと、富岡鉄斎の印と、蘇しょくの関係もコラムでわかって、うれしかったです。
第1章 古代文字の時代 殷~漢(紀元前13~紀元3世紀)―文字の誕生から漢字の祖形の成立まで
第2章 現行書体の完成期 三国時代~隋(220年~618年)―楷書・行書・草書の誕生から確立期
第3章 楷書の黄金時代 唐・五代(618年~960年)―規範としての楷書の確立と新しい表現の展開
第4章 自由な表現の展開 宋・元(960年~1368年)―書人の個性が反映されたさまざまな書風
第5章 現代につながる多彩な表現 明・清(1368年~1911年)―長条幅連綿草と、碑学・帖学の二大潮流の展開
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