ジーヴスものも3冊目、もう2冊の発売も決まり、おまけに文藝春秋でもウッドハウスものがでるそうです。ブームが来そう。「刑の代替はこれを認めない」は、大傑作です。★★★★
3冊目の刊行、「それゆけ、ジーヴス」を読みました。好評で、もう2冊の刊行も決まったそうです。
絶好調、翻訳のうまさが問題の本ですが、落ち着いてきて、うまくなってます。
後書きに、デレク・パーフィットの紹介が書かれていました。
この人、イギリスの哲学会のとてもとても偉い人。
「理由と人格―非人格性の倫理へ」は、ぼくも読みましたが、大変な本でした。
ところが、作者はそれゆけ、ジーヴスの後書きで、哲学におけるモンティ・パウソン学派と紹介されていたんです。
これで、一挙に「理由と人格」に何が書いてあったかわかってしまいました。
あんなに、よくわからない共感のない本だったのに。
ジーヴス効果です。
イギリスの哲学、恐るべき。
西田哲学や、梅原哲学も、京都の格好いいところを散歩して、うどんを食べるだけですが、
散歩して、うどんを食べてもよくわかりません。
注:京都の哲学の道を散歩して(ギャグじゃなく本当に実在します)、この人たちは本を書きました。同じ道にうどん屋さんがあって、観光的に有名。でも、釜だしうどんですが、そんなに美味しくありません。
しかし、イギリス哲学の先端は、ジーヴスを読んで、モンティパイソンを見ればわかるわけで、
思想的に地上に降りていて、しかも、テーマをとてつもないレベルにしているのは凄いです。
レッドドワーフをお好きな方は、是非とも読んでください。
ただただ、脱帽。
イギリス哲学恐るべき。
哲学書って、読むもんです、役にたつんですから。
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