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15世紀イタリア教皇庁を舞台に、グノーシス的精神を書いた大傑作。精神と身体が一体だと考える日本人には、ちょっと変だよとつっこみたくなりますが、物語の面白さは抜群です。50年前だったら禁書になったのではないでしょうか。ルネサンス期の偉大な精神が退廃さざるえない文化様相を、グノーシスという思想を使って見事な小説に仕上げています。登場人物が、死語や神を信じてないとありえない行動をします。キリスト教徒って怖いと、個人的は思ってしまいましたが、それだけのインパクトがある本です。★★★★★
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