ジェフリー・ディーヴァーといえば、その論理性と、アイデアのバランスをぎりぎりのところで釣り合いをとる作家というイメージだったのですが。とうとうやってしまいまいまいました。イリュージニストという、マジックの天才を犯人にするために、超人をかいてしまいました。これでは、ゲームのシナリオです。ライムシリーズなのですが、科学がどっかにいってしまい、読者はハアなるほどとしかいいようのない、トリックが続きます。最高のマジックは心理トリックと、何度も書いてある本なのに。「静寂の叫び」の方が、遙かに不快人間理解でしょう。今回は駄作です。★★
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