ドイツで発見された、4700万年前の霊長類の化石、イーダが霊長類の初期、旧世界猿と、新世界猿とに分かれる前の霊長類の初期ミッシングリンクであるというお話です。しかし、それが霊長類の分類にどうかかわってくるのか、どれほど凄いことなのかの記述がない。しかも、380ページの中でイーダについて書かれている、分類学的な部分は10ページもないという酷い本です。まるで教科書、とにかく副題の「ヒトとサルをつなぐ最古の生物の発見」は完全な嘘で、猿の初期分類以前のミッシングリンクが見つかったという話のみ、それがヒト分類に及ぼす影響については解説がまったくなし。騙されました。★
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