誤解している人が多いのですが、ポピュラーサイエンスの本ではなく、小説です。主人公は、天才数学者ガウスと、世界を測量したフンボルト。40ヶ国に翻訳され、「ダヴィンチ・コード」や「ハリー・ポッター」を押さえて、2006年世界のベストセラー第2位にランクされているそうです。ドイツで「ブリキの太鼓」と売上が比べられているというから、とんでもなく売れているのでしょう。実際、面白い。ガルシア・マルケスの「迷宮の将軍」を読んでる間ずっと思い起こしていましたが、後書きで本人も破格のリアリスムと唱えていることを知り納得しました。ポピュラー・サイエンスのフリをした伝奇小説とでもいえばいいのでしょうか?新しい小説の書き方であることは間違いありません。★★★★★
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