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1969年に沖縄のアメリカ軍基地で、サリンが漏れて兵士24人がガスを浴びたという実際の事件をもとに書かれています。今や米軍の情報公開で、米日の密約が次々と公開され、毒ガス兵器も核も沖縄にあったし、今もあるのではといった現実を考えると、歴史小説とかピカレスクロマンの本としては片付けられない、しかし、そうした本としてのできもいいという贅沢な完成品です。馳 星周の力量を改めて思い知りました。★★★★
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