ダビンチコードというより、カルトに近い小説です。作者は、自分がマグダラのマリアの子孫のひとりであると公言しているそうです。もっとも、その子孫は100万人はいるそうですが。しかも、元ネタの1次資料があって公開はできないが、それを元に小説を書いたとまであとがきに書かれています。
内容は、マグダラのマリアは、娼婦ではなく、イスラエルの貴族で、キリストの奥さんで、その宗教的後継者であり、キリストとの子どもが世界中に今ではいて活躍しているという。作者は、冷静な人を許すことを知っている主人公と、自分を重ねています。こういった良識ある人が、こんな話を書くとは、宗教とは改めて恐ろしいものだと思います。少なくとも、一神教は恐ろしい。★★
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