表紙が各所で話題になっているようですが、ハードSFです。しかし、どちらかといえば、スペース・オペラですね。不死身の超科学者が、超科学を使って慣性を無効にして高速宇宙船を作ったり、悪の科学者が太陽系を滅ぼそうとしたしたり、キャプテンヒューチャーそのままです。王制が復活し、社会科学や心理学は止まったまま。脳の可動パターンをすべて電磁的に保存できても、ほとんどの人は利用しようともしない。形態も人間のママ。しかし、スペース・オペラを、ハードSFで味付けして、こうすれば復活できるんだと示したことは凄い。いい意味で、伝統そのままに、読みやすく、共感しやすいライトノベル。これを、アレグレッサー・シックスの作者が書いたとは信じられません。★★★
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