「本を読むということは、下手をすると気が狂うくらいのことだ、と。何故人は本をまともに受け取らないのか。本に書いてあることをそのまま受け取らないのか。読んで正しいと思ったのに、そのままに受けとらず、「情報」というフィルターにかけて無害化してしまうのか。おわかりですね。狂ってしまうからです。」データベースを検索、情報を得ることと、知識、知恵の差、世界を本当に革命するためには、情報を得ることだけでは不十分。表現こそが知識だ。久々に、手応えのある思想書です。しかし、情報の捉え方が少しおかしい気がします。再読の必要ありですね。テレビもみない、メディアも触らない、ひたすら本を読むだけの人生が創り上げたとても不思議な思想体系です。正しいかどうかではなく、読むのがとんでもなく面白いのは確かです。★★★★★
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